@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00002296, author = {CHOI, Seung-Ho}, issue = {7}, journal = {跡見学園女子大学マネジメント学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF MANAGEMENT}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本論文の関心は,今日における日本の働く女性の性格とあり方にある.日本の女性労働を考える際にもっとも気になる問題の一つであり,もっとも象徴的な問題の一つは,いまだに改善されない「M字型カーブ」の存在であろう.この「M字型カーブ」の存在が意味するものについての疑問から,日本の女性労働の現状の問題の一つの出掛かりとして,本論文においては,まず,「自己効力(Self-Efficacy)」に着目する.そして,今日,働く女性に与えられている「役割(Role)」に注目し,そこでの一つの問題として,現実的に「仕事も家庭も(ワーク・ライフ・バランス)」という働く女性に対する期待された「多重役割」に対して,この「多重役割」を担うための必要な概念として,「多重役割自己効力(Self-Efficacy for Multiple Role)」の問題を取り上げる.働く女性の生涯人生において重要な意味をもつ多重役割が,結婚や出産・子育てなどのライフ・イベントと関係なく働き続けたい女性労働のキャリア形成の観点から,与えられた役割に対する自己認識としての「多重役割のための自己効力」の問題を取り上げる.働く女性のキャリア形成を考える際に,日本の社会・組織現場での諸慣行や意識など多様なレベルでの労働慣行(Labor Practices)が,女性労働のキャリアに重要な意味を持つ「多重役割のための自己効力感」の形成に決定的な阻害要因として存在することを指摘したい.そして,現実的に働く女性に期待された「仕事も家庭・生活も」という「多重役割」に対する自己認識として,ここで強調する「多重役割効力」の必要性について検討するものである.}, pages = {105--123}, title = {女性のキャリア役割と日本の労働慣行}, year = {2009} }