@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003354, author = {鈴木, 優里香 and 宮岡, 佳子}, issue = {53}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 2011年3月11日、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震発生から始まる東日本大震災が発生した。これまで東日本大震災に関する様々な研究が行われてきたが、対象の多くは老人や子どもが目立ち、子育て中の母親を対象としたものや自主的に一般住宅に転居した人の調査は追跡が困難なこともあり少ない。そこで本研究では福島県で被災し震災を契機に一般住宅に転居した母親4名(平均年齢35.3歳)を対象にインタビューを行い、母親自身や子育てにかかわるストレスについて明らかにすることを目的とした。分析には、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(Modified Grounded Theory Approach: M-GTA)を用い、50の概念と23のカテゴリーを生成した。震災を通した母親のストレスとしては、転居による物理的変化や子育てストレスなど多岐にわたることが示された。また、震災を通した母親自身の心境の変化には心理的不安定の者がいる一方で、前向きな気持ちの者、変化なしの者もいた。また、母親たちは転居先で受けた子育て支援(子ども親子遊びや子育て支援センターの利用等)や地域からの支援(地域の人から生活必需品をもらう等)が複数あったことが示された。震災が5年経った現在、母親たちは、公的な支援が打ち切られる不安を感じていた。被災者に対する今後の支援の在り方は継続して重要な課題と言える。}, pages = {A229--A237}, title = {東日本大震災の契機に転居した母親のストレス―福島県の被災者を対象として}, year = {2018} }