@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003367, author = {阿部, 洋子}, issue = {53}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 埼玉県内にある私立A大学の女子学生74名(平均年齢19.47歳 SD=1.34)を対象に、高齢者および認知症高齢者に対するSD法によるイメージ調査を、質問紙を用いて実施した。調査対象者は、老年心理学や介護保険制度についての授業を受講していない。 その結果、高齢者に対するポジティブイメージは、2つの系統があり、高齢者の知恵に関わる「役に立つ、賢い」、円熟に関わる「温かい」などであり、認知症高齢者に対するポジティブイメージは、プライドが高いであった。健康であるならば、穏やかで、優しく、柔らかく、広い心で謙った態度を若い世代に手本として示して欲しいという希望の現われであるように思われる。ネガティブイメージは、いずれも老化により喪失されていく身体的能力に関係する項目であった。しかし認知症高齢者のネガティブイメージは、40項目中24項目に亘り、若者世代が認知症になったら、こうなってしまうのではないかという不安項目が選択されたと考えられる。  因子構造は高齢者および認知症高齢者、共に、5因子が抽出され、評価、親和性、力量、活動性、円熟性と命名された。評価では、賢さ、正しさ、上品さなどが、親和性では、話しやすさ、親密さなどが抽出された。  フェイスシートとして、高齢者と老人という呼称の違いで、イメージされる年齢が異なるかを問うた結果、高齢者は60歳以上(98%以上)、老人は70歳以上(70%以上)であり、改めて呼称によるイメージ作りの大切さを感じた。会話は世間話ていど、あるいはお互いに話す/聞くと回答した者が64%以上であった。その会話の程度と関係しているのが、両親の祖父母に対する世話の考え方であった。つまり、世話をすることを当たり前と考えていたり、余裕があれば世話をすると考えていたりすることが、若者世代が世間話ていど、あるいはお互いに話す/聞くというコミュニケーションの構築にプラスの効果を及ぼしていることが分かった。}, pages = {A1--A19}, title = {青年期女子における高齢者および認知症高齢者のイメージに関する研究}, year = {2018} }