@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003437, author = {髙木, 丈也}, issue = {12}, journal = {コミュニケーション文化, COMMUNICATION IN CULTURE}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本稿は、中国広東省、韓国京畿道に居住する朝鮮族を対象に実施した質問紙調査の結果を通して、在外朝鮮族の(1)言語環境、(2)言語使用、(3)言語意識について分析を行なったものである。本稿の分析で明らかになったことは、以下の3点に要約される: (1)言語環境  在住年数は広東省、在住予定年数は京畿道で長く、広東省在住者は帰郷志向が、京畿道在住者は定住志向が強い。また、卒業した小・中学校は、地域を問わず、朝鮮族学校が多く、職業は、広東省では流通業、京畿道では肉体労働に従事する人が多い。 (2)言語使用  対話者による言語使用をみると、広東省では対話者によって使用されやすい言語に差異がみられたのに対して、京畿道ではいずれの対話者にも韓国語の使用が総じて多い。また、テレビの視聴については、現地語による番組の視聴が多い。 (3)言語意識  言語能力への自己評価は、広東省では(中国)朝鮮語と漢語で高く、京畿道では韓国語で高い。また、聞いて理解するのが難しい韓国語の有無は、両地域とも「ある」との回答が多いものの、その比率は、広東省で高く、京畿道で低い。さらに、今後重要な言語は、両地域とも韓国語を選択する被験者が多い一方で、子供への(中国)朝鮮語教育については、両地域とも「必ず教えたい」という被験者が多い(ただし、その比率は広東省で高い)。}, pages = {10--22}, title = {<文化・社会>在外朝鮮族の言語使用と意識―中国広東省と韓国京畿道在住者の比較から―}, year = {2018} }