@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003478, author = {池田, 光義}, issue = {54}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本稿は「ジンメルと人文社会科学方法論争(上)」(本誌第五三号)を承けて、自然科学に対する歴史学の認識論的・方法論的な関係についてジンメルがどう考えていたのか、その思考の独自性はどの点にあるのかを、『歴史哲学の諸問題』初版/二・三版の第一章と第二章を中心に検討する。第一章に関しては、歴史学のアプリオリな前提にかかわるジンメルの議論をカント主義的な構成論の視点と心理学的・解釈学的理解論の視点の総合・葛藤として考察する。第二章に関しては、歴史法則をめぐるジンメルの議論を、歴史学を自然科学的な法則科学とは異なる〈独自の法則科学〉として基礎づけようとする試みとして検討する。全体として、ジンメルによる歴史学の認識論的基礎づけ(および歴史哲学の再建)における、論理主義にも心理主義にも、方法的一元論にも方法的二元論にも与しない独自で複眼的・複合的な視点に注目する。}, pages = {45--68}, title = {ジンメルと人文社会科学方法論争(下)}, year = {2019} }