@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003648, author = {横田, 恭三}, issue = {55}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 2007年、湖南大学嶽麓書院は、梱包された大量の簡牘を香港古玩市場で購入した。その数量はのち某収蔵家から寄贈されたものを含めて全体で2176個の編号になる。それらの研究成果として『嶽麓書院蔵秦簡』が現在までに総計5冊出版されている。内容は①質日②為吏治官及黔首③占夢書④数⑤為獄等状四種⑥秦律雑抄⑦秦令雑抄の七種である。  本論考では、嶽麓書院蔵秦簡の書風を内容ごとに整理し、その特徴を探った。方折体を中心としながらも、長脚に作るものや横画を湾曲させるもの、払い出しを紡錘形に作るもの、横画に波勢を持たせるものなど、それぞれバリエーションが豊かである。一つの墓葬から出土したものであろうが、書写年代の違いのみならず、複数の書き手の個性や書写習慣の違いがそこに反映されていたことが分かる。とりわけ[占夢書]の使用文字は一般的な秦系文字とは異なっていることが確認できた。  本論考は、現地を訪れて実見したことを踏まえ、嶽麓書院蔵秦簡における書風のバリエーションの豊かさと特異性を考察したものである。}, pages = {19--33}, title = {嶽麓書院蔵秦簡の形式とその書風}, year = {2020} }