@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003735, author = {安島, 博幸}, issue = {5}, journal = {跡見学園女子大学観光コミュニティ学部紀要, Atomi Tourism and Community Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 観光地の持続的発展、もしくは盛衰にもっとも本質的で大きな影響があるのは、観光地の価値(魅力)が維持されているにかかっている。観光地の宣伝・広報や交通の利便性の向上は、観光地の価値の消費に関わっており、価値の向上とは結びつかないことに注意する必要がある。まず、観光地の価値の性質について調べていくと価値の多くは消費されていくものであることが分かる。価値のうちの多くは、P. ブルデューのいう差異化(ディスタンクシオン)に根ざしているものと考えている。つまり、「旅行という商品の消費を通じて、他者より卓越した立場に立つ」ということであり、仲間や友人・知人が行きたがっている観光地や旅行先をいち早く訪ねることが求められる。ところが、もし負の価値の要素を持つ観光地はどのような影響を受けるだろうか。本稿では、負の価値を持つ観光地へ行くことは被差異化の対象となりうるので、多くの人が訪問を避けることになり、結果として観光地としての衰退をもたらすことを明らかにしている。検証の対象地としては、かつての熱海温泉と温泉地としては比較的安定的に推移してきた草津温泉とした。}, pages = {107--114}, title = {【研究ノート】観光地の発展に係わる「被差異化」の影響について ―熱海温泉におけるケーススタディを中心に―}, year = {2020} }