@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003787, author = {板東, 充彦 and 松元, 知美 and 足立, 友理 and 藤井, 君子 and 本山, 智敬 and 髙松, 真理}, issue = {2}, journal = {跡見学園女子大学心理学部紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 自主的な事例検討会の運営に対しては,「参加者が受身的になりがち」「スーパーバイザーの権威性による事例提供者の傷つき」「運営スタッフの負担」「マンネリ化の恐れ」という課題を指摘できる。本研究では,筆者らが20年に亘り行ってきた「グループ体験をしながら,グループ事例を検討する会(Y 会)」の実践(G-G 法)を振り返った。Y 会の方法論の意義を整理し(目的1),自主的な事例検討会の課題に対する工夫について考察すること(目的2)を目的とした。結果として,目的1に関して次の3点が指摘された。(1)メンバーたちが現場で携わっているグループとY 会がオーバーラップすることや,事例検討に先立って「自己紹介,近況報告,今の気分」を話すことを通じて「感性の賦活化」が起こること。(2)コアメンバーが振る舞いのモデルとなってメンバーシップを高めるY 会のねらいによって「積極的参加の促進」が起こること。(3)匿名性の消失によって相互交流が生まれることで,グループ・リーダーとしての困難を分け持つ「ピアサポートの機能」が生じること。目的2に関して,リーダーとコアメンバーからなる「プリングループ」構造を図示したうえで,Y 会の工夫として下記の点が考察された。(1)広報の対象を既知の人間に限定していること。(2)リーダーとコアメンバーが自らの権威性について常に自覚的であること。(3)複数のコアメンバーで運営の負担を分け持っているこ。(4)新鮮さを保つ根底には人を尊重する姿勢があること。}, pages = {37--49}, title = {グループ体験をしながらグループ事例を検討する会(G-G 法)の考察 ─リーダーとコアメンバーからなるプリングループ構造─}, year = {2020} }