@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003788, author = {酒井, 佳永}, issue = {2}, journal = {跡見学園女子大学心理学部紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 精神疾患による休職者において,エンパワーメント,すなわち「精神疾患を持つ人が自信を高め,周囲に働きかけていこうとする心理的な側面」は復職後の予後に影響する可能性があり,復職支援プログラムで改善することが期待されるアウトカムである。そこで復職支援プログラムの参加時と6ヵ月後におけるエンパワーメントの変化を検討するとともに,プログラム開始時および6ヵ月後のエンパワーメントと関連する要因を検討した。首都圏の医療機関が実施する復職支援プログラムを利用した気分障害による休職者を対象に,プログラム開始時とプログラム開始6ヵ月後のエンパワーメント,公共スティグマの認知,抑うつ症状,復職準備性,社会機能を評価した。その結果,プログラム開始から6ヵ月後にかけて,エンパワーメント,抑うつ症状,復職準備性,社会機能が有意に改善することが示された。その一方で,公共スティグマの認知は改善しなかった。プログラム開始時のエンパワーメントは,休職回数が多く,過去の総休職期間が長く,抑うつ症状が重く,復職準備性および社会機能が低く,公共スティグマを強く認識しているほど,低下している傾向が認められた。プログラム開始6ヵ月後のエンパワーメントは,休職回数,過去の総休職期間,プログラム開始時の公共スティグマの認知,抑うつ症状,社会機能と有意に関連していた。今後,複数回の休職経験がある人,総休職期間の長い人,社会のスティグマを強く意識している人に対し,エンパワーメントを高める支援の方法を検討することが望ましい。}, pages = {51--62}, title = {復職支援プログラムの参加者におけるエンパワーメントの変化およびエンパワーメントと関連する要因}, year = {2020} }