@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003792,
 author = {三村, 遥 and 阿部, 洋子},
 issue = {2},
 journal = {跡見学園女子大学心理学部紀要},
 month = {Mar},
 note = {application/pdf, text, 本研究の目的は，喪失体験の種類による喪失体験時の感情の差異，および喪失体験時に行う対処方略が自尊感情へ与える影響を検討することである。方法として，女子大学生343名（Mean：19.85歳，SD：1.14歳）を対象に，喪失体験の有無および喪失体験の種類，喪失時の感情尺度（池内ら，2001），３次元モデルに基づく対処方略尺度（神村ら，1995），自尊感情尺度（山本ら，1982）で構成される質問紙調査を実施した。その結果，「精神的自己の喪失」よりも「対人関係の離別」，「物的所有物」，「ペットの喪失」を体験したときに有意に悲しみなどの抑うつ感情が強いこと，「ペットの喪失」よりも「精神的自己の喪失」「物的所有物の喪失」を体験したときに怒りや後悔などの苦悶感情が強いこと，「物的所有物の喪失」よりも「精神的自己の喪失」「ペットの喪失」において，「仕方ない」などの現実を直視する感情が強いことが示された。また重回帰分析の結果，喪失体験時に責任転嫁を行ったと回答している人ほど，現在の自尊感情が低く，計画立案を行ったと回答するほど現在の自尊感情が高くなる傾向が示された。これらの結果から，喪失体験の種類により体験する感情が異なること，喪失体験時の対処方法はその後の自尊感情と関連することが明らかになった。またペットの喪失を物的所有物の喪失の一部とする研究もあるが，ペットの喪失は物的所有物の喪失とは独立した体験として捉えることが適切であることが示唆された。},
 pages = {97--104},
 title = {喪失体験時の対処方略が自尊感情に与える影響},
 year = {2020}
}