@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003794, author = {余川, 茉祐}, issue = {2}, journal = {跡見学園女子大学心理学部紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本研究は小学4~6年生194名を対象に,担任教師から児童への褒め・叱り場面において,児童の立場が,直接褒めや叱りを受けた「当事者」か,間接的に褒めや叱りを見聞きしていた「傍観者」かという違いにより,児童の感情・行動的反応に及ぼす影響の差を検討するため,質問紙調査を行った。場面(褒め・叱り)と立場(当事者・傍観者)を独立変数,感情・行動的反応を従属変数とした2要因分散分析の主な結果として,自分自身が褒められた場面だけでなく,同級生が褒められた場面でも,「やる気が出る」傾向が有意に高いことが示された。さらに,学級適応感尺度と学校生活尺度の各下位尺度を説明変数,褒められ・叱られ場面における当事者・傍観者立場の感情・行動的反応を目的変数とした重回帰分析の結果,学級における「教師との関係」が良好であると,同級生が褒められた場面で,「同級生は正しい」,「同級生を好き」,「嬉しい」と感じる傾向や,自分自身が叱られたとしても「不安を感じない」等ポジティブに感じる傾向が示された。これらの結果から,教師による褒め・叱りは当事者だけでなく,傍観者の心情にも影響を与えること,教師との関係性により,同級生への印象にも影響を及ぼすことが示された。また,教師の褒め・叱りにより生じる児童の感情・行動的反応や,教師・友人との関係,学級適応感等は,相互に影響し合う関係にある可能性が示唆された。}, pages = {121--137}, title = {小学校での褒められ・叱られ場面における児童の感情・行動的反応の検討 ─当事者および傍観者の立場の違いに着目して─}, year = {2020} }