@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00003844, author = {奥田, 奈津子 and 松嵜, くみ子 and 山口, 豊一}, issue = {11}, journal = {跡見学園女子大学附属心理教育相談所紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 今日、若者をめぐる就職状況は佳境を迎えている。そこで、本研究では、大学生の「進路決定自己効力」に注目し、現在に至るまでの進路にかかわる経験の有無、またその内容による影響を、Bandura(1977)の自己理論で提唱されている4つの情報源(行為的情報、代理的情報、言語的説得の情報、生理的喚起の情報)の考え方を踏まえ、検討することを目的とした。大学生男女198名を対象に質問紙調査を行い、「進路選択に対する自己効力尺度」による測定と、進路決定に影響を与えたと思われる経験について、自由記述にて回答を求めた。その結果、まず進路決定に関わる経験があるとした者は、自由記述をもとにネガティブ経験群、ポジティブ経験群、経験なしに分けられた。それらの群間で「進路決定自己効力」の得点を比較したところ、ポジティブ経験群、経験なし、ネガティブ経験群の順に有意に高くなっていることが明らかとなった。また、自由記述の内容から、「進路決定自己効力」の高群と低群では、低群に行為的情報、言語的説得の情報が少ないことが分かった。全体としては、生理的喚起の情報が多く得られることが分かった。以上から、「進路決定自己効力」は、Bandura(1977)の自己理論で提唱されている4つの情報源にかかわる経験をしていると高くなり、反対に挫折・混乱・不安といった4つの情報源を阻害する経験がある場合、経験の無い者よりも「進路決定自己効力」は低くなることが分かった。キャリア教育を考える際には、これらの経験をしている者達への支援を行うことが必要になってくるといえる。}, pages = {107--118}, title = {進路決定自己効力を高める経験についての一考察 ―Banduraの自己理論の観点から―}, year = {2015} }