@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00004035, author = {河村, 英和}, issue = {1}, journal = {観光コミュニティ研究, Tourism and Community Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 日本の山岳・高原リゾート地では、ハーフティンバー風の外装や山小屋(シャレー)風にデザインされた建物(ホテル、ペンション、別荘)が少なくない。戦前は、財閥などの有力者や登山家たちが欧風ハーフティンバーと山小屋建築に関心を寄せ始め、1930 年代にはスイスの山小屋風を意識したホテルが日本各地に登場した。しかしスイスやチロルにあるシャレー建築の精巧な模倣ではなく、日本の山間の伝統的な木骨造の意匠との類似・親和性から独自に生み出された疑似・折衷的なものだった。戦後は高度経済成長期に伴うレジャーブームと、札幌・長野での冬季オリンピック開催によって起こったスキーブームにより、山岳地を中心にシャレー風の宿泊施設が増加してゆくが、やがてハーフティンバー建築も高原リゾートらしさを演出するものと誤って解釈されるようになり、スイスやチロル風の山間の民家とイギリスの田園地帯の木骨造(ハーフティンバー)のコテージ風建築やチューダー様式との混同と共存が顕著になってくる。しかしバブル期の1980-90 年代に日本人が海外旅行を頻繁に行うようになり、本場スイスで本物のシャレーを見る機会が増え、現地のスイスシャレーにより忠実に似せようとした建物が、山岳・高原リゾート地に数多くできるようになった。}, pages = {23--41}, title = {【論文】日本の山岳・高原リゾート地における疑似スイス風シャレー建築と英国風・チロル風ハーフティンバー様式}, year = {2022} }