@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00004247, author = {水谷, 長志}, issue = {58}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本稿は、アート・アーカイブを可能な限り多面的に筆者の知見を踏まえて再考(レビュー)すること、その過程で遭遇したアート・アーカイブの様態と論考(含む拙論)を「書誌的エッセイ(bibliographic essay)」の形式で記録することを目的とする。その再考(レビュー)は、アート・ドキュメンテーションのある種の顕現としての「美術」「作品」の「生命誌」を編む」という行為に逢着することであることをあらためて確認する。  ちなみに「書誌的エッセイ(bibliographic essay)」のスタイルは、かつて国際図書館連盟(IFLA)東京大会(1986)での専門図書館部会美術図書館分科会におけるボストン美術館美術図書室長ナンシー S. アレン氏の発表に触れて知ったものである(詳細、「要旨」末尾に記載)。本稿もそのスタイルと趣旨・機能を踏まえて、引用と出典および補記を本文のおおよそ章ごとの末尾に挿入して、謂ゆる「文献レビュー」の形態を取るため、通常の論考論文と形式をいささか異にすることを本文の前に敢えて注記して、伝えるものである。 Allen, Nancy S. “History of Western sources on Japanese art: a bibliographic essay*". Art Libraries Journal, vol. 11, no. 4. 1986. pp. 8-12. *The text of a paper presented to the IFLA Section of Art Libraries at Tokyo, August 1986. はじめに―アート・アーカイブを再考(レビュー)するということ 1 MLA連携[論]を素地としてアート・アーカイブを定置する試み  1の1 いわゆるアーカイブを定義すると  1の2 集積:MLA連携〔論〕を素地としてアート・アーカイブを定置する視点   1の2のa アーカイブにある「塊り」と「夥しさ」   1の2のb 「塊り」と「夥しさ」にある「収集」の困難 2 発現:アート・アーカイブの集積の「夥しさ」から立ち上がるもの  2の1 図書館には図書カードがかつてあったということ  2の2 モローとルドンの《出現》から  2の3 ルドン《ベレニスの歯》から  2の4 <発現するドキュメンテーション>という問いかけ―2007  2の5 「夥しさ」についてを語る 3 MとLの間にあって膠着体となるアート・アーカイブ  3の1 アート・アーカイブの多様性の確認  3の2 MとLの間にあって相互を膠着するアート・アーカイブ―MLAの差異を確認しつつ 4 MLA連携の事例を探すプロセスから  4の1 司書資格課程「図書館基礎特論」・学芸員資格課程「博物館情報メディア論」における「MLA連携の事例を探す」―「作品の「生命誌」」への助走として  4の2 古賀春江《海》のモデルへ―その三段跳び  4の3 関根正二《女の顔》―美術と演劇 失われた舞台画を求めて  4の4 松本竣介《並木道》―MLAの「もの」に「こと」、すなわち展覧会を第四局として架橋する試み 5 作品の「生命誌」を編む―受容史を生み、育むアート・アーカイブ  5の1 作品目録に現れる様々な「もの」と「こと」の歴史  5の2 「作品の「生命誌」を編む」という受容史へのアプローチとアート・アーカイブ おわりに―謝辞にかえて}, pages = {43--69}, title = {アート・アーカイブを再考(レビュー)するということ―「作品の「生命誌」を編む」に与って―}, year = {2023} }