@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00000467, author = {倉石, あつ子}, issue = {36}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 本稿は跡見学園女子大学の研究助成費給付を受け,池上貞子との共同研究によるものである(共同研究の趣旨は本稿冒頭に記述した。池上貞子の研究要旨は「張愛玲文学に見る絹の諸様相と"恋衣"」を参照)。筆者は養蚕における女性の役割に視点を絞って論じることとした。「養蚕は女性が行うもの」という伝統的な考え方があり,事実近年までの養蚕は女性が主体となって行ってきた。しかし,実際の労働を見るとなぜ女性でなければならないのか,女性でならなければならない部分が見えないままに,養蚕は女性が行うものという伝統概念と思われていたものを受け入れてきたことが分かる。本稿では,現実の蚕の飼育過程における女性の役割を見直すことにより,養蚕と女性の関わりの根源がどこにあるのかを考えていく。中国最大の養蚕地帯である漸江省桐郷市の養蚕農家にフィールドを定め,周辺の環境や文献資料などできるだけ多くの情報にあたり,分析することとした。その結果,催青にかかわる作業に「女性」であることを強く求める部分のあることが判明した。それは,女性のもつ「子産み」や「子育て」という女性性をを最大限に活かしたものであることがわかる。蚕育ての時期には女性がかかわり,蚕育(子育て)が終わるとその関わりはしだいに女性から男性へと移っていく。蚕育てを子育てにみたてて,女性の役割としているのではないかと考えられる。}, pages = {A13--A33}, title = {養蚕における女性の役割}, year = {2003} }