@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00000469, author = {篠塚, 二三男}, issue = {36}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 15世紀末から16世紀初頭にかけてのヴェネツィアとその周辺で制作された独特の「聖会話」祭壇画は,その強い幾何学的な構築性にもかかわらず,surface geometry(画面上の幾何学的秩序)の観点からの分析がなされてこなかった。本稿では,できるだけ客観的な分析にするために計測の基準点が明瞭な4つの作例をとりあげ,いずれも(1)全体の構成の考察,(2)モデュールとユニットの設定,(3)画面とくに高さ方向の分析,(4)細部の分析,という順序で考察してみた。分析の結果,描かれた建築物には,画面の横幅を等分して得られるモデュールが適用されているだけでなく,モデュールの長さをもとにして得られる無理数の長さ(モデュールの長さをmとすれば,√<2>mや√<3>m,√<5>mという長さ。図3)が頻繁に利用されていることが明らかとなった。こうした「無理数ユニット」を巧妙に細部に適用することで,無限のヴァリエーションをもつ比例空間が生成されているのである。}, pages = {A43--A70}, title = {ヴェネツィア派の「聖会話」祭壇画の空間構成}, year = {2003} }