@article{oai:atomi.repo.nii.ac.jp:00000581, author = {村越, 行雄}, issue = {42(1)}, journal = {跡見学園女子大学文学部紀要, JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE}, month = {Mar}, note = {application/pdf, text, 言語に関する理論、またコミュニケーションに関する理論、さらにはそれらに関連する研究領域の理論において、語用論の存在意義は極めて大きく、それだけに語用論の研究は世界的な規模で広範に実施されているにもかかわらず、その重要な構成要素の一部として位置づけられるべき「拡充」(enrichment)がほとんど注目されず、独立した研究領域として自立できないまま、十分な研究もなされないままでいる。そのような現状を批判し、「拡充」という概念を分析することで、その本来あるべき所、あるべき姿に戻すことが主目的である。 「拡充」に関する研究は、今回が三度目で、以前の論文には、「「言う」の意味:グライス的説明と反グライス的説明」(1997 年)と「隠喩・換喩・提喩―言語表現の考察―」(1999 年)がある。本稿では、これら2 論文をベースにして、しかし繰り返すことなく、「拡充」の分析を行う。基本的には、他の重要な構成要素である指示物付与・曖昧性除去と含意の2 要素との区別を基にして、以上の3 要素の比較検討を具体的には7 つの基準を使用しながら実施することになる。\n 比較検討を通して、「拡充」が独立した研究領域として十分存在しえるものであり、しかも言語、コミュニケーション、その他の関連領域に関する研究において、新しい視点を与え、見直しを可能にさせてくれるものであるという目標に向けて、一つの方向性を示すものと言える。}, pages = {A51--A60}, title = {「拡充」に関する語用論的解釈:指示物付与・曖昧性除去と含意からの区別}, year = {2009} }